後悔しないソシャゲー課金の仕方。

雑記

パズドラブーム以来、携帯でポチポチクリックするだけだったソシャゲーが
デバイスの高性能化とタッチパッドにより進化し、ゲームとしての市民権を得るようになってきた。また、それにともないネトゲの定番だったアイテム課金モデルも定着してきた。
一方で、ふらっと始めたソシャゲーに大金を突っ込んだ話もよく耳にするようになった。

そこで、とあるソシャゲーに割と大金を突っ込んで死ぬほど後悔した俺が、
暇だったので性懲りも無く色んなソシャゲーをプレイし、
その中で、どのようにすれば後悔しない課金ができるのか、考察した。
これを読んで、課金するしないの瀬戸際で悩んでいる人への一助になれば幸いである。
無論、課金後の保証はしないが。

先に結論を書いておくと、
「自分の意思で、納得して課金していれば後悔することはない」と思っている。

しかし、この「自分の意思で課金できているかどうか」の判断が大変難しい。
何しろ奴らはあの手この手で課金を煽ってくるので、
往々にしてまともな精神状態で課金することができない状況に陥る。
そこで、どのように自分が搾取されようとしているのかを調査し、
そこからどうすれば搾取ではなく、自らの意思のお布施に転化できるかを考えた。

直近でインストールしてプレイしたのは以下。
・ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル
・スクールガールズストライカーズ
・封印勇者
・白猫プロジェクト
・ブレイブフロンティア
・テイルズオブリンク

これらを総合すると、ゲーム内の課金要素は主に以下の3つであった。
・ガチャ
・スタミナ回復
・ゲーム内システムの拡張(倉庫枠拡張とか)


そして、如何に課金させるかの手法を体験した限りまとめてみた。

・期間限定のガチャを用意する(確率アップ系)
今だけSR排出率アップ！とか。パズドラもよくやってるやつ。
SRを当てることでさらに強くなって…と射幸心を煽る。まさに宝くじ

・期間限定のガチャを用意する(季節もの系)
夏なら浴衣とか、水着とか。こちらはコンプ欲を煽ってくる。

・今までより良いものが景品に出てくる
これをゲットしてもっと強くなった自分を自慢したいという自己顕示欲を煽る。
激レアが当たった人一覧を表示しているゲームもある。
基本的に新しいものは強いので、終わりがない。

・ランキングを開催して競わせる
ゲーム内で達成することで得られるスコアを集計してランキング。
上位優勝者には報酬を用意。
競争心を煽り、スタミナ回復やガチャに課金させる。
どちらかといえば重課金者の加速が狙い。

・そもそも課金しないと話にならない
最低のパターンだとこれ。課金ガチャ前提の難易度のゲーム。
一方で、ガチャでいいのを出すと俺つええできる。
つまり、非課金者の劣等感を煽ってくる。課金しないと負け。

・快適なプレイのための課金
上記とは少し違い、倉庫枠拡張とかこれ。
課金しなくてもなんとかなるけど課金した方が快適になる。
煽られる要素はあまりなく、自己責任といった感じ。

・初回だけお得なガチャを用意して釣る
初回だけガチャ一回100円！とか。次からは300円になったり。
じゃあ、一回だけ、最初だけ・・・とやってしまったらアウト。
データにお金を出すことへの心理抵抗が奪われる。

まとめると、初めにお得なガチャで課金への抵抗をなくし、
その後射幸心、コンプ欲、自己顕示欲、競争心、劣等感を煽って廃課金への道へといざなってくるのだ。



ではどのようにすれば踊らされずに済むのだろうか。
私は、それぞれ以下のように考えている。

・初回だけお得なガチャ
これは基本的に課金額に対して、その後の快適さというリターンは大きく設定されている。
よって搾取ではなく、おいしいとこどりであるので、積極的に課金して良い。
むしろここで不快になるようでは、課金システムとして破綻している。
なお、課金への抵抗がなくなると前述したが、データへお金を払うことは、もはや恥ずかしいことでもなんでもない時代だし、その後の課金欲は以下の通り整理していけばよい。

・射幸心
最もオーソドックスな搾取方法。
次は当たるかもという根拠のない希望を見てしまうのが諸悪の根源。
よって、真逆の、不幸な未来を想像するのが効果的。
この金を突っ込んで外れた時、どんな気持ちになるかを想像し、
これぐらいなら捨ててもいいと思える額を課金するのがベター。出たらラッキー。
間違っても、欲しいものが出る確率を計算してはいけない。
出るまで課金してしまうからだ。

・コンプ欲
特効薬がないのがこれ。
そもそも、終わりのないソシャゲーでコンプしようなどと考える時点で負けている。
そのうち次がまた新しく出てくる。その度に課金するつもりか。
全額ドブに捨ててると考えながら課金。

・自己顕示欲
一体誰に自慢しようとしているのか、よく考える。
不特定多数への自慢は無価値。
知り合いに自慢するために課金するなら、
課金額も一緒に明かすシーンを想像する。それは、人に言える額か考える。
たった500円で当てた！と、3万突っ込んでやっと当たったでは価値が大違い。
プライドとお金を天秤にかけて課金。

・競争心
精神的に一番乱れるのがこれ。
弱い自分を認めよう。上には上がいる。
いくら課金したところでトップにはなれないことを念頭に
それでも課金するかどうかを自分に問いかけてみると、これはたぶん萎える。

・劣等感
課金前提のゲームと気づいた時点で引退推奨、と言いたいところだが、
課金してでもしがみつく価値があるものなのか考える。
しがみつく価値がある場合は、それを課金額と天秤に掛け、納得するなら課金。


以上、欲望を煽られるがままに課金すると
気づいたらとんでもない額になってしまうが、
課金の理由が自分の中で明確だと、後悔しないはず。
欲望ではなく理性で課金し、楽しいソシャゲーライフを送ろう。